Debian+PHPでwkhtmltopdf を触る機会があったので、軽くまとめを。
まずこれはなんぞや。ってところから。
帳票出力したりするのに、PDFを出力することがよくありますよね。
そんなときに使えるミドルウェアの一つです。
ほかにも、mPDFとか、TCPDF とかがあります。
そんな中でも、頭一つ飛び抜けているのが、今回利用したwkhtmltopdfです。
HTMLからPDFを得ることが出来るのですが、HTMLの解釈部分にWebKitが使われており
CSS3やHTML5等ももそのままの形で出力できます。
で。帳票というと、Header, Footer(見出しとページ数とか)がつきものですよね。。
Debianを利用している環境であれば
# apt-get install wkhtmltopdf
でインストールし
$ wkhtmltopdf http://www.yahoo.co.jp yahoo.pdf
といった感じで、pdf出力ができます。
----------- ここから先は、header, footerを利用する人のみ必要な箇所です。 ---------------------
上記のバージョンではQTのパッチがあたっていないためheader, footerを指定することが出来ません。
なので、もしインストールしている人は
# apt-get purge wkhtmltopdf
するか、インストールしっぱなしでもいいので、公式サイトからパッケージをダウンロードして展開する必要があります。
公式サイトから、最新(2016/07/08時点では、0.12.3.2 が最新でした。
で、このファイル、よく見るとxz という拡張子がついており、tar.gzのように、tar xzvf では解凍できません。
tar Jxvf wkhtmltox-0.12.3_linux-generic-amd64.tar.xz
で、解凍します(tarのバージョンによります。詳しくはググってください)
また、上記はx64です。i386の場合は、素直にx86バージョンをダウンロードして下さい。
解凍したフォルダを、/usr/local/wkhtmltopdf 等にコピー(移動でもかまいませんよ?)して・・・
いよいよ、本番のheader, footerを入れる作業に入ります。
「wkhtmltopdfの使い方」続きを読む